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俳句の季語に「薄氷(うすらひ)」という語があります。うすごおりとも読みます。私は、この薄氷は冬の季語だとばかりおもっていましたが、あらためて歳時記を引くと春の季語です。春先にうすうすと張る氷をいうとあります。地球温暖化のせいか、内陸部を除いて太平洋岸では真冬でも水溜まりとか池の面に氷が張るのを見かけなくなりました。 (写真は天橋立の近くの知恩寺の1月6日の手水鉢。薄氷が張っているようにみえないでしょうか。子育て真っ最中の俳句ブログママherenさんの「西にはあるんだ〜」から戴いた写真です。herenさんのブログは下記URLをクリックすると訪ねることができます。) http://herenheren.blog63.fc2.com/ 薄氷の句を紹介します。 薄氷の草を離るる汀かな 虚子 薄氷の裏あかるくて鯉の口 佳津朗 せりせりと薄氷杖のなすままに 誓子 虚子の句。「草を離るる」に、日中少し温かくなってきた早春の様子が伺える。さすが虚子の卓越した観察力、恐れ入る。 誓子の句。「せりせり」という擬音が薄氷にぴったりである。早春に散歩に出たお年寄りが、水溜まりの薄氷を見つけ杖でつついている。か弱い薄氷はなすがままである。 爪先の薄氷つつく登園児 浜茹での蟹真つ赤なり薄氷 ゆうと |
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