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今朝のNHK俳壇で「次回の○○先生への投句の兼題は春暁又は自由です。」とありました。春暁(しゅんぎょう)という季語は見かけたことはありますが、自分で使用したことはありません。早速歳時記で調べましたところ次のように説明がありました。 「夜中が過ぎて、明けようとしてまだ暗い暁闇(ぎょうあん)の時分で・・・・曙のそれより時間的にずれ、夜がほのぼの明けようとするころ・・・・・朝ぼらけともいう。」 枕草紙の「春は曙やうやう・・・・」の曙より少し早い時間であろうと思われます。。時間の速度が速くなった現代人には暁と曙の区別をする余裕も必要もないでしょう。古代においては重要な時間帯であったと想像されます。解りやすいところで例えますと、平安時代の源氏の君が一夜を共にした姫君の館をおいとまするために身支度を整えるころが「暁」、裳裾に夜露が付くのを気遣いながら庭に降り、門をくぐって帰るころが「曙」と言えるのではないでしょうか。 歳時記にある春暁の例句を紹介します。 春暁や筧(かけい)二つの同じ音 増田龍雨 春暁や一点燈の大伽藍 阿波野青畝 ゴリラいて春あけぼのへ首のばす 岸本マチ子 春は曙そろそろ帰ってくれないか 櫂未知子 春暁の乳欲る声を漲らせ 西村和子 春暁を舫綱引く腕(かいな)かな 春暁や泊を出る白色灯 春暁の凪に落とせる錨かな ゆうと |
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