新南風俳句会と私

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help リーダーに追加 RSS 利美さんのお話(Part24)

<<   作成日時 : 2008/09/04 21:13   >>

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 神戸市にお住まいの利美さん、81回目の夏を迎えています。ますますお元気で俳句生活に専念しておいでです。その利美さんのお話を紹介します。

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(利美さんの頃と違って子供の数は激減ですが、津名久集落に子供の姿を見かけることができます。きっとこの子供達も蜻蛉を追いかけ回していることと思います。)

トンボでトンボを捕る(その1)

 表題をトンボでトンボを捕るとしたが、トンボでトンボを釣るとした方が適当ではないかとも考えたが、それは読んでくださる方にお任せすることにして、ここでは表題どおりでいくことにした。
 私が少年時代を過ごした集落では、稲が色づき始める七月頃から十月ごろまで、子供たちはこのトンボを捕る遊びに夢中になっていたのである。この三ヶ月間は稲の成長から稔り、そしてその穫り入れに関ることが主な農作業であったが、その間の田んぼの上には無数の色々なトンボが飛び交っていたのである。これらのトンボにとって水田は卵を産んで子孫を残す場所であると同時に餌になる小さな虫(米作りのうえでは害虫)を捕食するところでもあった。一枚の田圃も残さずに埋め立てられた現在では、ほとんどトンボの姿を見かけることがなくなってしまったのである。だから集落の今の子供たちはこのトンボを捕る遊びかたを知らないし、対象になるトンボの姿も知らないのではないだろうか。
  このトンボの種類を図鑑で調べると、ヤンマ科のギンヤンマに当たるらしい。北は北海道から南西諸島にわたって棲息しているとあり、その姿も色も私たちが追い回していた記憶の中のトンボと全く同じであるから同一種に間違いないはずである。
 集落の子供たちにとって、このトンボの名前がなんであろうとどうでも良いことであった。そのようなわけで、方言としての名前があったはずであるが、私もはっきり記憶していないできている。
 このギンヤンマはトンボの中では大型で、色彩も優美で、体長も、広げた羽の長さも10センチ以上あったように思っているが、図鑑では7センチくらいとなっているのでどちらが正しいのか、もう一度ギンヤンマを捕まえて確かめてみたいものである。
体色は雌雄ではっきり分かれていて直ぐに見分けがつく。雄は胴体〔羽が付いている部分)は草や木の葉の色に似た緑で、その胴から尾に繋がるる部分は鮮やかな水色になっており、そこから伸びている尾は黒色である。雌の胴体は萌黄色で、それが尾に繋がるところまで続いていて、尾は濃い茶色になっている。

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 ギンヤンマの雄は日中のほとんどの時間を田圃や畑の上を飛び回っているが、それは雌を求めての行動である。しかし日中は雌を見かけることは滅多にない。たまに、片仮名のキの字の形のように交尾したままで飛んでいるのを見つけると、この時とばかりに、その雌のトンボを捕まえるために、葉をつけたままの細い竹を持って追い回すのであるが、そう簡単に捕まえることはできない。この頃は稲刈りも済んでいるので田圃の中を走り回っても叱られることもないので、トンボが疲れて畦や田圃に降りるところを見計らって竹の葉で抑えて捕まえるのである。
トンボと根競べのようにしてようやく、雌のトンボを捕まえることが出来れば、これからトンボでトンボを捕る遊びのはじまりとなるのである。(つづく)
      (写真は奄美の山野草さん提供)


 蜻蛉の特徴まで鮮明に覚えている利美さんの記憶力にはいつもながら感心させられます。「片仮名のキの字の形のように・・・・」の表現は実におもいろいです。現在でもまさにそのとおりです。


蜻蛉の空間移動自在なり
吾が舟を離れぬ蜻蛉誰が魂ぞ
対峙せる魚眼レンズと鬼ヤンマ   ゆうと

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コメント(7件)

内 容 ニックネーム/日時
とんぼ誰が魂。
ほんとにこのように思うときありますね。
おとうさまがしばし一緒に居たかったのでしょうね。
春行士
2008/09/05 14:15
ゆうと様 利美様82回とは?82歳でいらっしゃる?しかも・俳句を?私も同じ兵庫県姫路市に今は住んでます、ので、、なんだか、お会いしたような、気がして???
 お元気で、御精進を、祈り上げます、みみ
射手座
2008/09/05 17:17
春行士さん、こんばんわ。お察しいただき、ありがとうございます。父が亡くなったその年に沖釣りに行った際のことを思いだし作句しました。父が亡くなった翌年に成田へ転勤となり、奄美を離れました。最後の2年間だけでも父の傍に居ることができた職場環境に感謝です。
ゆうと
2008/09/05 20:51
射手座さん、こんばんわ。そうなんです。利美さんは新南風の重鎮の現役会員です。70才を過ぎて公民館のパソコン教室でPCを勉強して、メール、ワード文書作成、写真送信と活発に楽しんでおられます。
ゆうと
2008/09/05 20:56
みみさんへ!!あらためて、82才?と問われ、「アレッ、82才だったかな、それとも81才だったかな?とわからなくなり、ご本人に確信しましたら「この年になると年の2つや3つ、気にはしませんが、81回目の夏です」とのお答えでした。相手が女性でなくて良かったです。(冷や汗)
ゆうと
2008/09/05 23:13
春行子さんと射手座さん初めまして、そして今晩は私の拙い思い出話にご感想をいただき有難うございます。歳をとると直近のことは思い出せなくても、遠い昔のことは割りに覚えているといわれますが、私もそれに似た状態にあるのかも知れませんのでよくよく自戒しながら頑張らねば思っています。今後とも宜しくお付き合いくださいますようにお願い致します。有難うございました。
toshimi
2008/09/06 21:14
利美さん、こんばんわ。いつも貴重なお話しありがとうございます。一つのコメントからたくさんの輪が広がるのは楽しいです。射手座さんや春行士さんのブログも是非お訪ね下さい。新南風経由の訪問ですと入れますと大歓迎だと思います。
春行士さんは、
http://ameblo.jp/tak418/
射手座さんは、本ブログの射手座の文字からも訪問できますが、念のためアドレスは、
http://70164986.at.webry.info/
です。

ゆうと
2008/09/06 22:31

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