新南風俳句会と私

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<<   作成日時 : 2009/01/14 21:25   >>

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 南島の農家のみなさんは、年が明けると砂糖黍の刈り入れに大忙しです。家族総出で畑に出ます。特に日曜日などは、公務員であろうが会社員であろうが皆かり出されます。ハーベスターという機械を使った刈り取りもあるのですが、小規模農家ではなかなかです。一族郎党の人海戦術が一族の結束力と小遣い稼ぎになって良いようです。

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         (現在の宮古島の製糖工場)

昭和40年代から製糖工場は近代化されました。それまでは各集落に砂糖小屋があって、薪を燃料に製糖をしていました。刈りとった砂糖甘蔗の運搬は人力、馬車、三輪トラックによるものでした。現在は、クレーンとトラックです。
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(製糖期は甘蔗を満載したトラックが製糖工場へひっきりなしに通っている。)

今月の新南風新年俳句会の句稿に次の句がありました。

製糖の小屋懐かしやはかま葺  史郎

 句会では、このはかま葺の「はかま」が話題になったようです。新南風会員も高齢化が進んでいますが、このはかまを御存じない方々が多かったようです。
はかまとは、砂糖甘蔗の古葉のことです。砂糖甘蔗の運搬には古葉は邪魔なもので、汁を搾る作業にも邪魔なものです。「はかま葺」とは、昔の時代の製糖小屋は、このはかまで葺いていたということです。私も、はかま葺きという言葉は初めて知りました。「はかま」という言葉はまだまだ現役で残るのでしょうが、「はかま葺き」という言葉は死語に近いものになっています。
 俳句はこのように歴史の証言者になることもあり、嬉しいものです。作者の史郎さんは、新南風初期の会員で、長いこと遠ざかって居られたのですが、数年前から投句を続けて居られます。30数年ぶりの新南風復帰ではないかと思います。


サーファーも臨時雇用す製糖期
甘蔗刈るやうからやからの笑ひ満つ
甘蔗刈りのはかまに広ぐ手弁当    ゆうと



うからやから:一家一門





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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
俳句は歴史の証言者。いいですね、そのとおり。
協同して労働、思い出の共有、辛いことも昇華して
なつかしく思い出すことがあれば幸せです。
豊かになっても一人で籠ったり他人を害したり、、、
みんなで暮らすという生活が乏しくなってきたのが現代
ですね。何とかしないと。
春行士
2009/01/14 23:01
ゆうと様 新しい未知の言葉を、お勉強に成りました。有難う御座います。現代では、家族が、一丸に成って汗を流す事が、無くなりました、サーファーの方も、協力する、頼もしさ、理想ですネ。得てして、楽をして、いかに、儲けるか?得をするか?が、今日の、経済不況に、繋がって居るかも?我が家も、 足元から、見直しましょう。みみ
射手座
2009/01/15 09:53
春行士さん、こんばんは。共感いただきありがとうございます。今日も朝から中央大学の事件報道があり、「豊かさの追求=幸福の追求」が成立するのか考えさせられます。
ゆうと
2009/01/15 22:43
射手座さん、こんばんは。豊かさと幸福は反比例するのかもしれないなどと思ったりします。豊かさも幸福も比例関係の社会であって欲しいものですね。
ゆうと
2009/01/15 22:46

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