新南風俳句会と私

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<<   作成日時 : 2008/02/27 21:56   >>

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新南風通信2月号に「月並俳句」と題して、末雄さんの投稿がありました。読んでいて身につまされるところが多々ありました。
紹介します。


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「月並俳句」   末雄

月並(つきなみ)という語を辞書で引くと、平凡なこと、陳腐なこと、ありきたりとある。これを付けて月並俳句と称したのは、正岡子規である。
元来、月並みとは、和歌、連歌、俳諧などの会合が毎月、一定日に催されることから、月ごとにあるという意味であるが、蕪村・一茶以後の大衆迎合化、遊戯化、点取り俳諧の場と化した状況を子規をして月並派との烙印を押され、徘徊師の無気力を評した文言である。子規の俳句問答の中で月並の定義を次の五つ挙げている。

1、我は直接に感情に訴へんと欲し、彼は往々知識に訴へんと欲す。

2、我は意匠の陳腐なるを嫌へども彼は意匠の陳腐を嫌ふこと我より少し、寧ろ彼は陳腐を好み新奇を嫌ふ傾向あり。

3、我は言語の懈弛(たるみ)を嫌ひ彼は言語の懈弛を嫌ふこと我より少し、寧ろ彼は懈弛を好み緊密を嫌ふ傾向あり。

4、我は音調の調和する限りに於いて雅語、俗語、漢語、洋語を嫌はず彼は洋語を排訴し漢語は自己が用ゐなれたる狭き範囲を出づべからずとし雅語も多く用ゐず。

5、我に俳諧の系統無く又流派なし。彼は俳諧の系統と流派とを有し且つ之あるが為に特殊の光栄ありと自信せるが如し。

近代俳句の祖、子規の言葉は耳に痛い。しかし、襟を正すべきは正して、極端に走らないように心がける必要を感じた。少し、難しい語句もあるが、各自で勉強して頂きたい。終わりに子規が示した月並俳句を列記してみる。

杖に手を重ねて見るや春の月   蒼虬
名月やさすがに雲も捨てられず   永機
真直な道さへ行けば恵方哉    機一
来る筈のやうに来るなり小夜時雨  幹雄
朝冷や四月はいつもこんなもの   雀志

いかがでしたか。末雄さんの「極端に走らない」ということも大事でしょうね。しかし、常に冒険心は必要だと思います。批判を怖れて小さくまとまってはいけないということでしょうね。

春浅しご機嫌悪しみのもんた  ゆうと

極端に走ると川柳もどきになってしまうという例句になってしまいました。トホホ・・・

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