新南風俳句会と私

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help RSS 古語に親しむ「鞦韆」

<<   作成日時 : 2009/01/27 20:43   >>

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 俳句短歌に親しんでおられる方が一度は使用したことがある言葉に鞦韆があります。「しゅうせん」又は「ふらここ」と読みます。ブランコのことです。秋千とも書きます。その他「ふらんど」「ゆさはり」「半仙戯(はんせんぎ)」ともいいます。

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 古来中国では鞦韆(しゅうせん)といって寒食の節の宮賓達の戯れとした。盛装の宮女達が裾を翻して戯れるところに、艶なるエロチシズムが漂い漢詩には春の景物として詠まれている。(日本大歳時記より)

春宵一刻値千金(しゅんしょういっこく あたいせんきん)
花有清香月有陰(はなにせいこうあり つきにかげあり)
歌管楼台声寂寂(かかん ろうだい こえせきせき)
鞦韆院落夜沈沈(しゅうせん いんらく よるちんちん)


(大意)春の夜は一刻千金のねうちがある。花はすがすがしい香りを放ち、月はおぼろにかすんでいる。歌や管絃で賑やかだった楼台も、静まりかえっている。ぶらんこのある中庭に夜はしんしんと更けていく。

子供の遊戯施設のブランコが古代ではエロチシズムの大人の玩具とは驚きですね。ちなみにブランコはポルトガル語の「Balanco」からきているそうです。「バランコ」と「ふらここ」似ていますよね。

ふらこゝの会釈こぼるゝや高みより   炭 太祇

太祇は江戸時代の俳人。鞦韆の例句には必ずと言っていいほどこの句が出てきます。そして必ず「唐時代の後宮女官の姿・・・・」と説明しています。

鞦韆に抱き乗せて沓に接吻す     虚子
鞦韆は漕ぐべし愛は奪ふべし     鷹女
鞦韆に腰掛けて読む手紙かな     立子
ブランコの妻受胎して陽と揺れる    延男
ふらここを下りて少女の翼消ゆ     龍哉


ブランコには、解りやすく親しみやすい秀句が多いような気がします。

ふらここに午前零時を揺られをり
ふらここの心映せる水溜まり    ゆうと


 

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
こんばんは。
仕事忙しいやら遊びやらで僕のほうは更新
していません。ゆうとさんは充実していますね。
鷹女の句、前から凄い句と思っていましたが、
ブランコ漕いで愛は奪うべしとよくつながりましたよね。激しいなあぁぁ
夜チンチンの詩、大好きです。前に僕もブログに書きました。旧正月も2日目ですね、もう。
春行士
2009/01/27 22:48
ゆうと様おはようございます。鷹女の、句が、矢張り目を引きます。ゆうと様の、午前零時の句は、意味深ですネ。何か探りたくなります。みみ
射手座
2009/01/28 09:40
春行士さん、こんばんは。「夜ちんちん」と「夜しんしん」では日本人の男性としては響きが全然違いますよネ〜。だけど、漢字で書くと「沈沈」と「深深」はどちらが情緒があるのでしょうか。「沈沈」には「深深」より臨場感があるような感がありますね。
ゆうと
2009/01/28 21:35
射手座さん、こんばんは。午前零時の句を採っていただきありがとうございます。意味深と取られたということは、「読者に想像を委ねることができた」ということに於いて成功の句かなと少し自信を持ちました。
ゆうと
2009/01/28 21:40

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